キックボクシングの技はパンチとキックだけではない!どんな技がある?

キックボクシングの技はパンチとキックだけではない!どんな技がある?

キックボクシングと聞くと、「キックしてもいいボクシング」と考える方が多いかと思います。もちろんキックボクシングの基本となる技はキックとパンチですが、それだけではないのがキックボクシングの魅力です。また、様々な技があるからこそ、全身を動かすことになり、高いダイエット効果が期待できるでしょう。

まずは基本技を知ろう

キックボクシングにはいろいろな技があるとはいえ、基本となるのはやはりパンチとキックです。まずはこのパンチとキックについてまとめておきましょう。

パンチにはいろいろな種類がある

ボクシングを知っている方ならある程度想像はつくかと思いますが、キックボクシングのパンチもボクシング同様の技があります。

パンチの種類は大まかに分けて4種類です。「ジャブ」は相手との距離を測るリードパンチ。軽く素早く打つことが重要となり、実際にキックボクシングの試合を観ても、もっとも多く繰り出されるパンチとなります。

「ストレート」は、体重を乗せてまっすぐ相手に向かって打ち抜く必殺のパンチ。小さなモーションで素早く相手のディフェンスの隙間にねじ込むことで、大きなダメージを狙うことができます。

「フック」は肘を曲げ横から力いっぱい振り抜くパンチで、ストレート同様、破壊力のあるパンチになります。ストレートと比較して遠回りで当てなければいけない分、相手にブロックされる可能性は高い技ですが、当たればストレート同様に一撃必殺が狙えます。

「アッパー」は下から上に打ち上げるパンチ。ややトリッキーなパンチで、相手の視覚の外から狙えるパンチとなります。当たれば大きなダメージが狙える技ですが、打つ時のディフェンスが難しくなるため、熟練のテクニックが必要です。

パンチによるシェイプアップ効果など

パンチを打つのは腕ですが、力のあるパンチを打つには、下半身と連動させて打つことが重要になります。両足を踏ん張り、体をひねり、下半身のパワーを乗せて打つという正しいフォームでパンチを打つことで、二の腕のたるみ除去や、腰回りのシェイプアップ効果が望めます。

また、シェイプアップ効果と同時に期待できるのが、肩こりの解消です。パンチを打つ練習では、腕を高い位置に構えて腕を出す動きを繰り返しますので、肩回りの血行促進効果があり、しばらく続けることで肩こりの解消も期待できるようになります。

キックは全身運動

キックの種類は大きく分けて3種類。狙う高さによって技の名前が変わります。キックの種類を覚えておきましょう。

「ローキック」は相手の太ももなど、足を狙ったキックです。キックのなかでは比較的出しやすく、ディフェンスを崩さず出せる技なので、試合でも多く使われる技です。相手の足への攻撃は、相手のフットワークを殺し、動きを止める効果があるので、試合序盤から蹴り続けることで、ボディブローのようにあとから効いてくるキックになります。

「ミドルキック」は相手の脇腹など、ボディを狙ったキックになります。自分の足を相手のボディあたりまで上げて蹴る技なので、バランス感覚などが重要になります。ボディへのダメージは足への攻撃同様、あとから効いてきますので、スキがあれば決めておきたい技です。

「ハイキック」は相手の頭部を狙ったキック。足を高く蹴り上げるため、バランスを取るのが非常に難しく、試合の流れのなかで決めるにはテクニックが必要となります。また蹴るとき、蹴った後のスキも大きいので、ある程度蹴るタイミングや覚悟が重要なキックといえますが、当たれば一撃必殺の威力を持っている技といえるでしょう。

キック練習によるシェイプアップ効果

パンチを正しく打つには下半身の力が必要となりますが、キックはそれ以上に下半身の力が必要となります。下半身の筋力アップと同時に、無駄な肉をそぎ落とす効果が期待できます。

また、キックは攻撃時片足で立つことになりますので、ボディバランスが重要となります。腹筋・背筋・インナーマッスルなど、体幹を鍛えることで体全体のバランスを整えることが可能となり、さらに太りにくい体への体質改善が望めます。

あとはパンチと同様、キックも体をひねって出す技になりますので、当然体のひねり運動が必要となり、ウエストのシェイプアップが期待できます。

キック練習は特に効果大

一般的にキックボクシングの蹴り技は、途中までどの技も同じ動きをする必要があります。つまり蹴り出した時にはローなのかミドルなのかハイなのか、相手にはわからないように蹴るフォームが求められます。

同じフォームで高さを蹴り分けるには、やはり体幹の強さが必要であり、よりシェイプアップ効果が望めるといえるでしょう。

他にも一撃必殺の技がある?

キックボクシングにおける他の技を確認しておきましょう。こちらもパンチ・キック同様に、練習することでシェイプアップ効果が期待できる技になります。

前蹴り

キックの項目に入れてもよかったのですが、少々特殊ということでこちらにまとめます。前蹴りは足を前に蹴り上げ、足の裏で相手のボディなどを攻撃する技です。ダメージの大きい技ではなく、どちらかといえば足技のジャブといった感覚の技になります。

ヒザ蹴り

一撃必殺という言葉が最も似合うのがこの大技・ヒザ蹴りです。キックボクシングに近いタイの国技「ムエタイ」では、相手の首を両手で抱え込み(この状態を首相撲といいます)、相手の頭や上半身のヒザを叩き込む必殺技となっています。

日本国内のキックボクシングのルールでは、首相撲は危険ということで禁止していますが、練習は行っているジムも多いかと思います。

まとめ

駆け足でキックボクシングの技についてご紹介しましたが、全体を通して言えるのは、体をひねって、そのひねりの力を利用して繰り出す技が多いということでしょう。そのためキックボクシングのトレーニングは、特にダイエットに向いているといわれています。

「Strive Gym」でもこれらの技を中心に指導していますが、もちろん実践で使用するための指導ではなく、ダイエットなどに最適な運動として指導しています。「Strive Gym」では選手の育成は行っていませんので、危険な技を覚えるのではなく、技を覚える過程で運動をするのが目的です。

「Strive Gym」では女性クラス、年配の方(50代以上)のクラスなど、各クラスを設定し、そのなかで無理のない範囲でキックボクシングの技を教えています。威力よりも形にこだわることで、より強い運動強度とシェイプアップ効果が望めますので、まずは形からしっかりと覚えていきましょう。

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