葛西のジム 初めてのダイエット応援 タンパク質だけ摂れば良い!?

 

3大栄養素・タンパク質・脂質・炭水化物で

ローファット(低脂肪)ダイエット、ローカーボ(低炭水化物)ダイエット

は一般的にあります。

脂質か炭水化物を制限して痩せるなら、両方いっぺんに制限して

タンパク質だけ摂取してればよいのではないかと思う方もいると思います。

 

この考え方、実はとても危険です!

 

タンパク質の摂りすぎによる健康障害もあります。

腸内環境への悪影響

動物性タンパク質を摂りすぎると消化しきれなかったタンパク質は

そのまま、腸内へと流れて行きます。

腸内には多数の腸内細菌が存在していて善玉、悪玉、どちらでもない中間

の3種類に分けられています。

消化しきれずに体内に送られたタンパク質は悪玉の腸内細菌のエサになります。

悪玉の腸内細菌が増えると腸の活動が鈍くなり、食中毒菌や病原菌に感染の危険、

発がん性のある腐敗産物が多くなる可能性があります。

 

内臓疲労による悪影響

過剰なタンパク質は分解されて窒素になります。

体内の分解の中で必要のない窒素はアンモニアに変化します。

アンモニアは人間の体には有害なため、肝臓で無毒な尿素にして

腎臓で尿として排出されます。

タンパク質を過剰に摂取すると多くの窒素がアンモニア➩尿素➩尿として排泄

というサイクルが多く必要になります。

肝臓や腎臓にかかる負担も大きく内臓疲労の原因となり得ます。

 

尿路結石の可能性

動物性タンパク質は摂取すると体内でシュウ酸や尿酸などの物質が増えます。

シュウ酸という物質はカルシウムと結合しやすく、腸の中でカルシウムと結合して

便となり、体の外へ排出されます。

腸で余ったシュウ酸は尿として排泄されます。このとき、シュウ酸が尿に含まれる

カルシウムと結合すると、石のような固まりとなり尿管を詰まる原因となります。

 

 

上記のような健康障害の他にも、ダイエットにも良くない影響もあります。

タンパク質は筋肉や内臓などを作る役割です。

タンパク質が不足していると筋肉は作られません。

筋肉が少ない体は基礎代謝(心臓を動かすなど生命維持に必要なエネルギー量)

が低く太りやすいです。

タンパク質だけ摂取して他の脂質や炭水化物を取らないと

タンパク質や筋肉をエネルギーとして消費していきます。

 

糖新生

糖質は最も利用しやすいエネルギーです。

そのため糖質が足りないと体内でどうにかして糖質を作ろうとするのです。

糖質がないときのために体内で糖質を新しく合成する方法があります。

それを糖新生と呼びます。

アミノ酸(タンパク質を構成しているもの)や

乳酸(筋肉の中に蓄えるている糖を分解するときに作られる物質)、

グリセロール(アルコールの一種)などを材料にして糖質(ブドウ糖)を

産み出すことことができます。

糖新生には筋肉を分解して取り出したアミノ酸も材料になります。

 

 

筋肉を落としても基礎代謝が落ちても、とにかく体重を落としたい場合は

この糖新生という現象を使っても悪くはありません。

しかし、目標体重になって終わりなのが一般の方のダイエットではありません。

リバウンドしない体を作るのであれば、筋肉量は減少させない方が良いです。

人間は1糖質➩2脂質➩3タンパク質の順番でエネルギーとして利用します。

ローカーボダイエットなら、炭水化物は少なめに脂質はしっかりと必要量をタンパク質は体重1㎏あたり2ℊ。

ローファットダイエットなら炭水化物はしっかりと必要量、脂質は少なめにタンパク質は体重1㎏あたり2ℊ。

筋肉を分解しないようにするためタンパク質は体重1㎏あたり2ℊ、

糖質か脂質のどちらかをエネルギーとして

使えるようにしっかりと必要量を摂りましょう。

そうすれば、筋肉量は減りづらく、基礎代謝を保ち健康的にダイエット出来て、

リバウンドしづらい体を手に入れることができます。

 

普段の食事もダイエット中の食事もバランスが大切です。

あれやこれやと我慢して摂生し過ぎているとストレスでダイエットは

長続きしません。

たった1回食べ過ぎたくらいで体脂肪で3㎏増えることなど到底無理です。

逆に1回運動した、食事制限したからと言って、体脂肪で3㎏痩せることも到底無理です。

 

体重や体形は日々の積み重ねが現れるものです。

毎日のように食事、運動を気を付けなければなりませんが、

1日くらい気を抜いてたくさん好きなもの食べて運動しなくても大丈夫です。

 

継続は力なり

これを忘れずにダイエットをしてください。

1回だけや1週間だけ頑張っても、あまり意味はありません。

 

 

ストライブジムでは無理な提案はしません。

長くお客様が健康的かつ理想的で生活できるように

提案させていただきます。

太りすぎても痩せすぎても健康は損ないます。

トレーニングもやりすぎれば、怪我の原因となります。

 

何事も頑張りすぎず、欲をかきすぎず、不可能な目標をも持ちすぎず。

適度に頑張り、適度を見極めて、実現可能な目標を持つ。

 

日進月歩、少しずつ変わっていければ、

いつの日か大きく変わっている自分自身に気づくことが

できるものです。

 

 

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