ダイエットというほど体重を落としたいわけではないけれど、
お腹だけ引き締めたい、足だけ引き締めたいという要望の方
筋肉付けながら痩せて行きたいという方が多くいらっしゃいます。
部分痩せについて
実はこの人間は部分痩せできるのかどうかということは分かっていません。
脂肪はお腹の脂肪から優先的に使われる、足の脂肪から優先的に使われる
ということはないというのが近年では有力な説です。
脂肪は全身から万遍なく使われるようです。
しかし、腹筋の外側について指でつまめる皮下脂肪と
腹筋の内側について目視したり、つまんだりできない内臓脂肪では
内臓脂肪の方が落としやすいということは分かっています。
人間は運動することなどによって血糖値が下がります。
人間は血糖値が下がりすぎてしまうと低血糖で軽い症状だとめまいやだるさ、
重い症状だと意識が無くなって倒れる、低血糖が原因で死亡することもあります。
そうならないように血糖値を一定に保つように筋肉や脂肪を分解してエネルギーとして使います。
このコラムでは脂肪について書かせていただきます。
血糖値が下がった場合はすい臓からグルカゴンというホルモンを出します。
このグルカゴンは肝臓や筋肉に蓄えられている糖分（グリコーゲン）や体脂肪を
エネルギーとして血液中に放出し、血糖値を上げるように働きます。
すい臓から出されたグルカゴンは腹筋をしたからお腹に行くといったものではなく、
全身に回っていきます。そして、全身の脂肪をエネルギーとして使えるように働きます。
上記は部分痩せは出来ないという方の意見です。
以下は部分痩せが出来るという方の意見です。
しかし、テニスなど体の片側をよく使うようなスポーツの選手を調べた結果、
よく使う利き腕の方が脂肪が少ないことが分かっています。
よく動かす腕の方が血流が多いです。
血流が多いと代謝が活性化し、痩せやすい体になります。
手など日常でよく動かす部位は血流が多く脂肪がつきにくい、
お腹周りなどあまり動かさないところは脂肪がつきやすいということがあります。
部分痩せが出来るかどうか明確にはまだ分かっていません。
しかし、気になる部位の筋トレやマッサージをすることで
その部位を引き締まったように見せることは可能です。
同じ1キロであっても、筋肉と脂肪では体積が違います。
脂肪の方が筋肉よりも体積が大きくたるみなどで太ったように見えやすいです。
また、筋肉の形が出てくることによって見た目にメリハリが出たり、
垂れ下がっていた部分が引き締められたりすることで脂肪の量は変わっていなかったとしても
見た目に変化が起きていきます。
根本的に脂肪を燃やすというのは消費カロリーを摂取カロリーよりも多くするという
ダイエットの基本中の基本を忘れてはなりません。
筋肉を付けながら痩せることについて
ボディメイクのプロフェッショナルのボディビルダーやフィジークの選手には
オンとオフがあります。ダイエット時、バルクアップ時などと呼び方は様々です。
筋肉は食事、運動、休息によって作られます。
食事によって充分な栄養が足りないと筋肉は合成されずに分解されていってしまいます。
オフ（バルクアップ時、体重と筋肉を増やす時）には少しばかりは脂肪がついてしまうことは
仕方ないと目を瞑り、必要とされる栄養量、カロリーよりも多くオーバーカロリーの状態で
筋肉を付けます。脂肪も筋肉をオーバーカロリーのときに合成されやすいです。
反対にオン（ダイエット時、筋肉を保ち脂肪を減らしたい時）には必要最低限のカロリーにして
極力筋肉を保ち体脂肪が燃えるようにダイエットをしていきます。
このダイエットの考えは一般の方にも全く同じく共通することになります。
ボディビルダーのみではなく、日常的に3大栄養素を意識して食事を摂り、
しっかりと運動もされている方は中々筋肉を付けながら痩せるということは難しいです。
運動習慣もない、食事も気を付けていないという方は
筋肉を付けながら痩せるということは比較的やりやすいです。
まずは1日の摂取カロリー、栄養バランスを決めて、
しっかりと運動を行うだけで体重も減りますし、筋肉も付きます。
しかし、カロリー制限の厳しすぎるダイエットを運動習慣なし、食事も気を付けていない、
そもそも筋肉量が少ない状態で始めますと、体重はどんどんと落ちていきますが、
筋肉を同じようにどんどんと落ちて行ってしまいます。
このようなダイエットのやり方はリバウンドしやすい＆痩せにくい体を作ってしまいます。
無理なダイエットはくれぐれも行わないようにお願いいたします。
部分痩せ（引き締めて見せる）、筋肉を増やしながら痩せることは
個人差は大きくありますが、不可能ではありません。
しっかりと考えて食事、運動をして行くことが大切です。
突然、体は変わりませんので、ゆっくりと時間を掛けてダイエット＆ボディメイクを
して行きましょう。
ストライブジムではあなたの生活習慣も変えて行けるように
しっかりとサポートさせていただきます。
キックボクシング＆フィットネスでより良い日常を過ごしませんか。
