ランニング&ウォーキング、ヨガと続いてダイエットに人気のエクササイズについて書いております。
その第3弾として、今回はピラティスをご紹介させていただきます
ピラティスは近年ヨガと同じように専用スタジオが出来るほどの人気となっています。
多く人がピラティスという名前を聞いただけでは、何もイメージが付かないと思いますが、
かなり人気、注目度も上がって来ています。
ピラティスとは
ピラティスとは第1次世界大戦時にドイツのジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスさんが
負傷した兵士のリハビリのために激しい運動ができない方であっても筋力強化が出来るように
考えられたのがピラティスです。
ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスさんは元々、体が弱く自分を鍛えるために様々な運動を研究して
実践を繰り返してきたことが今日のピラティスの礎になっています。
ピラティスさんはアメリカに渡り、ニューヨークにピラティスを広めるためのスタジオを作りました。
健康意識の高い富裕層の方から評判を呼び、アメリカ西海岸も含むアメリカ全土に普及しました。
リハビリ目的のみではなくて、ボディメイク目的でも非常に人気のエクササイズとなっています。
西洋のヨガ
ヨガはインドが発祥ですが、ピラティスはドイツ人の方が考案したために
西洋のヨガと言われています。体幹やインナーマッスルを鍛えてバランスの良い体を手に入れることを
目的としています。高齢者や体を動かすことが難しい方でも取り組みやすいエクササイズです。
ヨガは呼吸法や精神の安定が目的となりポーズを取って静止しますが、ピラティスは常に動きながら行います。
ピラティスのメリット
近年ダイエットに人気の筋トレ、主にウエイトトレーニングですが、体の外側、目で見ることのできる場所の筋肉
アウターマッスルを鍛えることが多いです。もちろん、重い重量を扱うときに体ブレないように支えたりすることで
目に見えない体の内側にあるインナーマッスルも鍛えられます。
ウエイトトレーニングとは反対にピラティスは体の内側にあるインナーマッスルが鍛えられます。
インナーマッスルはアウターマッスルの補助する役割や全身のバランスを整えたりする役割があります。
1、体の歪み改善
足を組むことは片側にだけ重いものを持ったりすることで骨盤に歪みが生じてきたり、姿勢が悪くなっていきます。
骨盤が歪んでいたり、姿勢が悪くなっていると血行も悪くなり冷えや痛み、肩こりや腰痛の原因になることもあります。
ピラティスでインナーマッスルを鍛えて、体の歪みを改善すると冷え症の改善や肩こりや腰痛の改善に効果があります。
2、代謝を上げる
普段の生活では意識的に使わないインナーマッスルですが、ピラティスを取り入れることでインナーマッスルが鍛えられて
筋肉量が増して行けば基礎代謝が向上して痩せやすい体を作ることができます。
インナーマッスルも鍛えることで体の引き締めにも良い効果があります。
3、自律神経を整える
自律神経は体内時計のようなもので内臓の働きや体温などをコントロールするために24時間無意識に動き続けています。
自律神経が乱れてしまうと疲れが取れなかったり、頭痛など様々な不調が起こることもあります。
ピラティスは胸式呼吸という方法で呼吸します。この胸式呼吸は昼間など活発に活動するときに働く交換神経に働きかけて
体を活性化させる効果があります。ゆえに自律神経がバランスのよい状態にすることができます。
ストレスも自律神経を乱して、もちろん体にも悪影響を及ぼします。ピラティスで筋肉を動かしたり、伸ばしたりすることは
ストレス解消にも繋がります。
ピラティスのデメリット
動きを覚えることが少し難しい場合もある
ピラティスはもともと負傷した兵士のリハビリのために考えられたことですので、本来の動きはシンプルです。
しかし、未経験者が独学で行うと正しくない動きで行なってしまっていることがあります。
最初の内はしっかりとスタジオなどに通ってインストラクターに動きを教えてもらったり、
自分の動きを確認してもらった方が良いでしょう。
筋トレでもヨガでもスポーツは何でもそうですが、自己流でやっていくと怪我するを可能性もあります。
まとめ
ピラティスは元々、リハビリのために考えられただけあって、やり方がしっかりと分かれば
運動が苦手な方でも有意義に行えるエクササイズの一つです。
肩こりや腰痛などに悩まされている方はピラティスでインナーマッスルを鍛えることで
そのような不調を解決することができるかもしれません。
流行りの筋トレでアウターマッスルや特定の部位ばかり鍛えて、体のバランスが崩れた方にも
ピラティスは非常にオススメできるエクササイズです。
安く始めるには本やDVDを見ながら自宅で行うことですが、胸式呼吸やインナーマッスルを意識した動きなど
教えて頂かないと分からない部分もありますので、最初はしっかりとインストラクターに教えて貰いながら
取り組んでいくことをオススメいたします。