以前のダイエットコラムでも書いておりますが、運動には2種類あります。
一つは高強度で筋肉の中にあるグリコーゲンという糖質を使って動く無酸素運動と
弱い強度で長時間運動できて酸素や脂肪を使って動く有酸素運動です。
現在は空前の筋トレブームによって、ダイエットには筋トレ(無酸素運動)が有効という意見が圧倒的多数ですが、
有酸素運動にも少なからずメリットはありますので、どちらも取り入れて頂くことをオススメいたします。
大体どこのジムでもランニングマシーンやエアロバイクなどの有酸素運動ができるマシーンと
ベンチプレスやスクワットなど筋トレができる器具が置いてあります。
有酸素運動も無酸素運動も両方できるのです。
よく議論される内容の一つに有酸素運動が先か?無酸素運動が先か?ということがあります。
これを今回は書かせていただきます。様々な方が研究し、コラム、ブログ、YOUTUBEで発信していることですので、
人によって意見が違います。こちらのコラムも絶対にこれが正しいということでなく、一つ参考までにご覧くださいませ。
無酸素運動、筋トレが先という意見
筋トレを行うと脂肪分解にも効果的な成長ホルモンを分泌します。
この成長ホルモンが出ている時に有酸素運動を行うと有酸素運動のメリットの一つである
脂肪をエネルギーとして使うということが助長されます。
無酸素運動、筋トレは体内の糖質を使って動く運動です。
有酸素運動は主に酸素や脂肪を使って動く運動ですが、体内の糖質も使います。
筋トレをして糖質をある程度使った状態から、有酸素運動を行うと脂肪を消費しやすいです。
成長ホルモンや体内の糖質を使った状態の脂肪燃焼しやすくなっている状態を効率的に利用するには
無酸素運動が先、有酸素運動が後という順番が好ましいです。
無酸素運動、筋トレはハードな運動です。最初に有酸素運動をやり過ぎて疲れてしまうと、
無酸素運動、筋トレに集中できないという意見もあります。
有酸素運動が先という意見
有酸素運動を適度を行うことで体が温まり、筋トレしたときの肉離れなど怪我のリスクの低減や
ウォーミングアップを兼ねて有酸素運動を筋トレよりも前に行うこともあります。
筋トレなどハードな運動を行うと運動の後にも消費カロリーが高まる時間があります。
ハードな運動であればあるほどエネルギーの消費量は維持されています。
筋トレの後は自然と消費カロリーが高い状態になっているので、
その後に有酸素運動をわざわざ取り入れる必要はないと考えている方もいます。
この考え方では有酸素運動で体を温めてエネルギー消費をしやすい状態を作ってから筋トレをする。
筋トレの後は消費カロリーが高い状態が続くから、勝手にカロリーが消費されていくという考え方です。
この有酸素運動が先、無酸素運動が後という運動のやり方の方がトータルでの消費カロリーは高いようです。
こ
のように様々な理由があり、有酸素運動が先か?無酸素運動が先か?という議論には
それぞれにしっかりとした理由があります。どちらが先で運動して行くかは自分がどちらの理論を信じるか、
また2通りの運動方法を実践してみてどちらの方が自分に合っているかで判断されると良いでしょう。
筋トレが得意でしっかりと追い込める効かせられるという方には有酸素運動が先、無酸素運動が後という
やり方でも非常に良い効果が現れてくるかと思います。
筋トレが苦手、あまり得意ではない方には筋トレで追い込める効かせられるというのは
かなり難易度の高いことになるかと思います。
筋トレが苦手という方には無酸素運動が先、有酸素運動が後の運動の仕方の方がオススメできるかなと思います。
目指す体形によっても順番は変わります。
今回のコラムで書かせて頂いた有酸素運動が先か?無酸素運動が先か?というテーマですが、
自分がどのような体形になりたいかということも大切な要素になります。
極端な例だと長時間走り続けるマラソンランナーの細く引き締まった体を目指すのであれば、
有酸素運動の時間を長くやっても良いですので、無酸素運動が先、有酸素運動が後になるかと思います。
長く走らない100m走など短距離の選手は筋肉が多くメリハリの出ている体をしています。
筋肉が多くメリハリの出ている体を目指している方には、軽く有酸素運動を先に、
その後しっかり無酸素運動、筋トレをやる方が良いかと思います。
まとめ
有酸素運動と無酸素運動は日によって分ける方もいるので、運動の仕方は本当に人それぞれです。
有酸素運動なんて時間の無駄全くやらないという人もいれば、無酸素運動(筋トレ)は辛くてやらずに
誰でも簡単に行える有酸素運動を行う方もいます。
絶対にこちらの順番で運動した方が正しいということはありませんので、自分の好きな運動の順番、
なりたい体形を考えて、順番を決めてみてください。
トレーニングについては怪我だけはないように気を付けて行ってください。