皆様、お分かりだと思いますが、ダイエットはすんなりとは進んで行かないことが大変多いです。
私は頭と体は反比例するものだと思っています。
頭で痩せようと思っていて食事量を減らしたとしても、
体は少ない摂取カロリーで動けるように消費カロリーを減らしていきます。
このようになってしまうと痩せづらくなっていきます。
そこでもっと運動量を増やしたり、食事量を減らしたりするというのが
思いつくアイデアかと思います。
しかしながら、そうすると筋肉量も極端減っていき太りやすい体に変わって行きます。
ダイエットを頑張っている方にこそ、このようなことが起こりがちです。
今回はダイエットで避けて欲しいこと、気をつけて欲しいことを書いて行きます。
1、極端にやり過ぎてしまうこと
ダイエットの基本は消費カロリーを摂取カロリーよりも多くすることです。
そこで極端にカロリー制限で食事量を減らして、運動量も物凄く増やすということをやりがちです。
最初は目に見えるように体重が落ちていきますが、元の体重の大体5%ほど体重が落ちると体重は落ちづらくなります。
そもそも運動するには充分な栄養が必要です。食事量摂取カロリーを減らしている状態では
充分な栄養が体内にない場合があります。
その状態で運動すると、筋肉を分解してエネルギーとして利用することもあります。
運動後にも栄養がないと筋肉は回復して行きません。
このような状況が続きますと、筋肉がどんどんと落ちて行って体の代謝も落ちて行ってしまいます。
摂取カロリーを減らすこと、消費カロリーを増やすことは両方とも極端にやり過ぎないでください。
たくさん運動して消費カロリーを増やすのであれば、食事は減らしすぎないこと、
食事、摂取カロリーを減らすのであれば、たくさん運動しないことです。
2、三大栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質)の減らし方
ダイエットは低脂肪高たんぱく質の食事か低炭水化物高たんぱく質のどちらかの食事方法があります。
タンパク質は筋肉や骨など体を作る、維持する栄養として摂取するように勧められています。
炭水化物か脂質をエネルギーにして体を動かします。
タンパク質だけ摂取する、例えばプロテインドリンクばかり飲んだり、サラダチキンばかり食べたりすること
は炭水化物か脂質の体を動かすエネルギーが摂れていないので、タンパク質をエネルギーとして利用できるように
体が変わって行ってしまいます。この状態ですと、筋肉も分解してエネルギーとして利用されやすいです。
先ほども書きましたが、筋肉が落ちてしまうと体の代謝も落ちていってしまいます。
炭水化物か脂質のどちらかは必ず必要量の摂取をしてください。
3、五大栄養素も摂取すること
2で書いた三大栄養素の他にビタミン、ミネラルも含めた五大栄養素も非常に大切になります。
ビタミン、ミネラルは三大栄養素がエネルギーになる時にエネルギー化を補助してくれます。
ビタミンB1は炭水化物がエネルギーになるときにビタミンB2は脂質がエネルギーになるときに
ビタミンB6はタンパク質が体の中で使われるのを補助してくれます。
上記はビタミンB群です。特にビタミンB群が足りていないと三大栄養素を上手く体で使えなくなってしまいます。
体がエネルギーを作りやすいときには体脂肪も燃えて行きます。
体がエネルギーを作りやすくするためにビタミン、ミネラルもしっかりと摂取しましょう。
食事だけで五大栄養素を摂るとかなりの食事量になりますので、サプリメントの摂取もオススメいたします。
4、水分をしっかり摂ること
脂肪が燃えたり、エネルギーが作られることは水が必要となる反応です。
それら以外にも体の多くの反応には水が必要となります。
水が不足していると、体脂肪が燃える反応も鈍くなってしまいます。
しっかりと水分を摂ることがダイエットにも必要となります。
54歳以下の方であれば体重当たり35mlの水分、55~64歳の方であれば体重当たり30mlの水分、
65歳以上の方であれば体重当たり25mlの水分を摂取することが勧められています。
しかし、一気飲みは避けてください。
5、規則正しい生活を送ること
1日の内、起床時間、食事の時間、睡眠時間がなるべく一定であることが重要です。
寝る時間、起きる時間が不規則になってしまうと体内の時計遺伝子も狂っていきます。
時計遺伝子が狂ってしまうと体脂肪の燃焼に差し支えが出たり、肝臓に脂肪がたまりやすく
なってしまいます。できるだけ規則正しい生活を送るように心掛けてください。
まとめ
今回は5点書かせて頂きました。私が特に思うことはダイエットしようと強く思ってジムを始める方こそ、
1の極端にやり過ぎてしまうことで心身のバランス、健康を逆に失っていると思います。
ダイエット、ボディメイクは一日にして成らず。無理せず焦らず計画的に食事や運動などを改善していってください。
まずは、簡単にできることから始めて行きましょう!