若い時はすぐに痩せたのに30歳、40歳と年を重ねるたびに痩せづらくなったと感じる方いらっしゃいますよね。
年齢によって目標摂取カロリー、基礎代謝量は変化していくので、このように感じることは当たり前のことです。
日本医師会による推定のエネルギー必要量
年齢と性別によって体重1㎏あたりの基礎代謝基準値と運動量(身体活動レベル)によって
一日あたりの必要な目安の摂取カロリーが分かる簡単な表が掲載されています。
まずはご自身の年齢、体重と身体活動レベルで計算して1日あたりの必要な目安の摂取カロリーを知りましょう。
40歳女性 60㎏ 身体活動レベルⅡの方の場合
基礎代謝基準値21.7kcal × 60㎏ × 1.75 = 2287.5kcal
20歳女性 60㎏ 身体活動レベルⅡの方の場合
基礎代謝基準値22.1kcal × 60㎏ × 1.75 = 2320.5kcal
体重と身体活動レベルが同じで年齢が違うだけならと33kcalしか違いません。
高校生くらいまでの方のダイエットなら!?
高校生くらいまでの年齢の若い方は基礎代謝基準値がとても高いです。
何もしないでも消費するカロリーが高いので、極端にカロリー制限を行わなくても痩せやすいです。
ハンバーガーなどジャンクフード、お菓子、タピオカなど高糖質なものを避けることは必要です。
その他には、食事では食べるタイミングや食べ合わせの良いものを摂取することが大切です。
若い世代ならば食事を制限することよりもしっかりと運動をすることの方が大切です!
若い内から極端なカロリー制限を行ってしまうと筋肉や内臓が充分に育たなかったり、
体内ホルモンの生成に悪影響を及ぼすこともあります。
若い内に筋肉量が少なかったりする基礎代謝の低い体を作ってしまうと
大人になっても基礎代謝の低い痩せづらい体になります。
20代の方のダイエットは!?
20代の方はまだ基礎代謝基準値が男性24kcal、女性22.1kcalと高いです。
やはり、カロリー制限よりも運動をしてカロリーを消費する、筋肉を付けることに集中することがオススメです。
独身の方も多い世代で食事が不規則になりがちな人も多いのではないでしょうか。
特に朝食ですが、ギリギリまで寝ていたいという方や忙しいという方は抜かしがちになっているんではないでしょうか。
朝食を摂るということは朝から体を起こし、内臓を活発に動かすことになります。
朝から昼にかけては脂肪が付きづらいです。夜に食べるよりも朝にしっかりと食べることが良いでしょう。
タンパク質をしっかりと摂取すること、あまり加工されていない炭水化物を摂ること、
食物繊維、ビタミン、ミネラルもしっかりと摂取しましょう。
30代、40代からのダイエットは!?
30代を過ぎると基礎代謝基準値が男性で体重当たり22.3kcal、女性で21.7kcalとなっています。
少し基礎代謝が低下し始める年齢にもなります。加えて仕事面でも少し出世する方も多く、
20代のころは上司の指示でお得意先を回ったり運動量が多くても30代になるとデスクワーク
中心になったという方もいると思います。そうなると、運動による消費カロリーがグンと落ちるので
尚更太りやすくなります。
20代の方のダイエットと同じくしっかりとタンパク質の摂取などバランスの良い食事は必須ですが、
寝る2時間前からは食べない、低糖質か低脂質にするなど20代の方のダイエットよりは食事に気を付けましょう。
何もしていないと筋肉量が減少しやすくなる年齢ですので、基礎代謝を下がりやすいです。
出来れば、適度な筋トレとしっかりとタンパク質の摂取を心掛けましょう。
50代からのダイエットは!?
50代に入るとさらに筋肉量が減少しやすくなります。食事量を極端に減らして行うダイエットは危険です。
しっかりと栄養を摂取して暴飲暴食を控えること、激しい運動はやり過ぎずに日常的に継続できる運動を
行うようにしましょう。