男性のダイエットでも女性のダイエットでも基本は充分な栄養を摂取してしっかりと運動すること、
消費カロリーを摂取カロリーよりも多くすることです。
しかし、男性の体と女性の体は同じではありませんので、例えば、雑誌やネットで見た男性が行っていた
ダイエットを女性が行っても同じような結果が出てこないこともあります。
男女の体の違い・ホルモンの影響
男性ホルモン、女性ホルモンという言葉は皆様聞いたことはあるかと思います。
男性ホルモンや男性だけに女性ホルモンは女性だけに存在しているものではなく、
男女ともに男性ホルモン、女性ホルモンを体内に持っています。
男性ホルモンはテストストロン、ジヒドロテストステロン、デヒドロエピアンドストロン、アンドロステロン、
アンドロステンジオン、エピアンドロステロンなどがあります。
男性ホルモンには骨格や筋肉の成長促進という作用もあります。
女性ホルモンはエストロゲン、プロゲステロンの2種類があります。
女性ホルモン(エストロゲン)には脂肪燃焼を促す働きや骨から
カルシウムが溶け出すことを防ぐ働きがあります。
女性ホルモン(プロゲステロン)には水分をため込みむくみやすくなる働き、
自律神経の乱してイライラや精神的な不安定につながることもあります。
体内でのホルモンバランスの影響がダイエット、ボディメイクにも深く関わっています。
男性ホルモンが優位であれば筋肉が付きやすく男性らしい体、
女性ホルモンが多ければ丸みのある女性らしい体になりやすいです。
太り方にもホルモンバランスが影響します。
男性的な太り方をイメージすると、ビール腹が思い浮かぶんではないでしょうか?
実はこれも男性ホルモンの影響で内臓脂肪が増えやすくなっている結果なのです。
女性的な太り方は皮下脂肪が増えやすく足や腕など全身に脂肪が付きやすいです。
生理について
女性にしかない肉体的なことは生理です。
生理中のダイエットというのものは大変難しいです。
生理中のダイエットは無理をしないでください!
生理中は老廃物や水分を体外に排出している期間になります。
貧血や体調不良が起こりやすく、激しい運動や過度のカロリー制限は
体の負担が大きいのでオススメいたしません。
生理後~排卵期にかけて
先述の通り、老廃物や水分を体外に排出している期間になります。
この期間は脂肪燃焼を促す働きがエストロゲンの分泌量も増加しています。
そして、生理後~排卵期は水分を排出しやすく腸の動きを活発です。
ダイエットに向いている期間と言えるでしょう。
生理後の7~10日間ほど最も痩せやすい期間です!
個人差はありますが、生理周期を28日とすると、生理後7~10日間ほどが
女性ホルモンも安定して体調も良いことが多いので、短期の減量を狙うなら
この期間がオススメです。
黄体期について
排卵後から次の整理が来るまでの約2週間は身体が栄養をどんどんと吸収しやすい時期です。
身体のむくみ、便秘も発生しやすいです。ダイエットにはあまり向いていない期間です。
適度な食事摂取、しっかりと運動をしてリバウンドしないように気を付けましょう。
まとめ
女性のダイエットにはホルモンバランス、生理が関係していきます。
生理中の辛い時期にも激しい運動、厳しい食事制限を続けてしまうと本当に体を壊しかねません。
黄体期で食欲に任せて大食いしてしまうと、女性ホルモン(プロゲステロン)の影響で
ただでさえむくみやすい時期なので、体重増加に拍車をかけてしまいます。
逆に生理明けからの数日間は大変痩せやすい時期です。
女性の方がダイエットを始める前にはご自身の生理のサイクルも把握して
しっかりとダイエットの計画を作っていきましょう。