ダイエットは計画通りに行くことの方が少ないです。
疲労感を感じること、食事や運動にストレスを感じること、
停滞期があることなど様々な原因があります。
ダイエットにつまづいた方、これから始めるという方にも
参考程度にこのコラムを読んで頂ければなと思います。
ん?思うように痩せない原因
その1 運動のみで痩せようとすること
ダイエットの大原則には消費カロリーを摂取カロリーよりも多くすることです。
好きなものを好きなだけ食べていたい、でも痩せたいという方は消費カロリーを増やすこと、
つまりは運動することにフォーカスします。
運動で消費するカロリーは肉体的な疲労感よりもずっと少ないことが多いです。
しっかりと痩せたいのであれば、やはり食事にも目を向けなければなりません。
その2 栄養が足りていない
食事を見直そうとして、初心者の方がまず最初にやることは食品パッケージの裏に書いてあるカロリーを
確認することではないでしょうか?この時に確認したカロリーが低ければ食べてよい、高ければ食べていけないと
安易に判断していませんか。カロリーを気にするばかりこんにゃくやゼロキロカロリーと書かれた食品ばかり
食べていては栄養が足らずに体はカロリーを消費することを制限していきます。
食べないダイエット、栄養が足りていないダイエットでは脂肪燃焼することは少ないです。
筋肉を分解したり、体から水分を出すことで体重は落ちますが、脂肪が落ちていないので
ダイエット成功とは言えないでしょう。停滞期もすぐに来て、リバウンドもしやすい体になります。
まずはしっかりと栄養を摂ることです。最低限3大栄養素は意識しましょう。
タンパク質は体重1㎏あたり2~3ℊ、炭水化物と脂質の摂取量はローカーボダイエットにするか、
ローファットダイエットにするかで変わりますが、炭水化物と脂質両方をカットすることは辞めましょう。
その3 有酸素運動ばかりになってしまっている
運動には動く際のエネルギーに酸素を使っている有酸素運動と体内の糖質を使って動く無酸素運動があります。
有酸素運動はウォーキングなど息が上がらずに長い時間できる運動です。
有酸素運動を繰り返し行いすぎると体はその運動に慣れて、長時間の有酸素運動ができるように
消費するエネルギーは少なくなります。つまり、どんどんカロリーを消費しない体になっているのです。
ダイエットのためには有酸素運動ばかり行うのではなく、無酸素運動(筋トレ)も行うべきです。
その4 タンパク質が足りていない
その1栄養が足りていないでもタンパク質の重要性には触れましたが、
その4でもタンパク質について書かせて頂きます。
タンパク質は筋肉、内臓や骨などの素になる必要不可欠な栄養です。
タンパク質が不足すると、筋肉が分解されやすくなるほかにも集中力の低下にも繋がります。
DIT(食事誘発性熱産生)というものがあります。
食べ物を摂取するとその一部が体熱となります。食事をするときに体が温まることを感じるのは、
温かい食べ物を食べる以外にも、このDITが関係しています。
タンパク質はそのDITが30%と非常に高いのです。ちなみに糖質は6%、脂質は4%です。
タンパク質だけで100kcal摂ると30kcalはDITによって消費されます。70kcalになります。
一日の総摂取カロリーが同じであれば、その中のタンパク質の割合が高ければ高いほど
DITによる消費カロリーは高くなります。
その5 ヘルシーだと思っているものが実は良くない
これは企業や世間のイメージに影響されていることが大変多いです。
例えば、朝食にお手軽、栄養満点といったイメージがあるシリアルですが、
ほとんどのシリアルが大量の砂糖が含まれています。
シリアルを選ぶ際には原材料表示をしっかりとチェックして砂糖の入っていないものを選びましょう。
春雨もその一つかと思います。ローカロリーでダイエットにはご飯の代わりに春雨スープ!
春雨は1食あたりの摂取量が少ないのでローカロリーに感じますが、実は糖質が多い食材の一つなのです。
食べ過ぎれば当然糖質過多になりまして、ダイエットの妨げになるでしょう。
特にローカーボダイエット(低炭水化物)を行うときには注意すべきでしょう。
サラダもレタスやキャベツなど葉野菜のものはカロリーが低いですが、
栄養もほとんどないのでサラダでお腹を満たしてしまうのは良くないです。
ジャガイモ、カボチャなどの根菜のものは炭水化物が含まれていてカロリーも高いです。
ドレッシングも大量に油、塩、砂糖などが含まれている高カロリーなものもあります。
サラダを選ぶときはどんな野菜が入っているか、どんなドレッシングを使っているか
しっかりと確認してください。
まとめ
頑張っているのに痩せないという方は上記のことに該当していないか確認してみてください。
私がお会いしたお客様の中で多いのはその2とその5がとても多いです。
企業の広告などにも騙されず、しっかりと食事を選びましょう。