葛西のジム 初めてのダイエット応援 脂質の摂取について考えていこう!

 

脂質は最もカロリーが高く1gあたり9kcalあります。

ダイエットを考えて、最もカロリーの高い脂質の摂取を控えれば、

効率的にダイエットが進むと思いますよね。

もちろん、その脂質を制限する方法でダイエットを行っている方はたくさんいらっしゃいます。

しかし、脂質の役割を全く考えずに安易にカロリーが高いから脂質制限すれば良いというのは危険です。

今回のコラムでは脂質の摂取方法、種類について書いていきます。

 

脂肪の役割

  • 脂肪の役割はまず第一にエネルギーになります。
  • 次には細胞膜の材料になります。細胞膜は細胞の周りにある膜です。

 この細胞膜は細胞の中に入れて良いもの、出すべきものを判断しています。

 もし、脂肪の摂取がしっかりとできていないと、細胞膜の動きが悪くなりますので、

 細胞の中に入れて良いものも入らず、出すべき悪いものも出せず、結果的に細胞が死んでしまったり、

 働きが悪くなってしまいます。

  • 次にホルモンやコレステロールの材料になります。

 脂肪の摂取が少ないと、脂肪から男性ホルモン、女性ホルモンが減ってしまうことがあります。

 エイコサノイドというホルモンに似たもので、体の代謝の微調整を行う働きがあります。

 このエイコサノイドも脂肪から作られています。

  • その他にも衝撃を吸収したり、内臓の位置を正常な位置に保ったりする役割があります。

 

脂肪の摂取量が足りないことによる悪影響

最も悪影響が出やすいのは、ホルモンの合成です。

脂肪の摂取量が少ない場合にはテストストロン(男性ホルモンの一つ)の

分泌が低いということがあります。テストストロンは筋合成にも関わるホルモンです。

脂肪の摂取量が少ないと筋肉を付けるということにも良くないことがあります。

 

脂肪の種類

脂肪というものは脂肪酸とグリセリンが結合しているものになります。

グリセリンは変わりませんが、脂肪酸は種類があります

脂肪酸の種類の違いによって脂肪の種類に変化が生じて行きます。

脂肪酸は2種類、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸に分けることができます。

動物性の脂肪というのは主に飽和脂肪酸になりまして、

植物性の脂肪というのは主に不飽和脂肪酸になります。

 

動物性の脂肪は体に悪い?

以前はは動物性の脂肪(飽和脂肪酸)は心臓など体に良くないと言われていました。

植物性の脂肪(不飽和脂肪酸)は血液をサラサラにしたり、心臓など体に良いと言われていました。

しかしながら、近年はこの飽和脂肪酸は体に悪いということが覆されつつあります

植物性の脂肪のデメリット

植物性の脂肪は酸化しやすいということがあります。動物性の脂肪は酸化しにくいです。

動物性の脂肪はエネルギーにもなりやすいです。

悪い脂肪は過酸化脂質!

サラダ油で揚げ物をしていると、だんだんとサラダ油が茶色く色が変わってくることを見たことがあると思います。

これはサラダ油が酸化して過酸化脂質が多くなってしまった状態です。

過酸化脂質はガンや老化、動脈硬化を引き起こすものだと考えられています。

不飽和脂肪酸は酸化しやすいので、この過酸化脂質になりやすいのです。

飽和脂肪酸は酸化しにくいので、肉や卵の脂肪を摂ってしまっても問題ないでしょう。

 

体に良い脂肪とは?

体に良い脂質、特にダイエットをしているときに摂って頂きたい脂肪は青魚の脂肪です。

EPA(エイコサペンタエン酸)です。脂肪の役割の中でエイコサノイドについて書きましたが、

エイコサノイドにも良いものと悪いものがあります。EPAは良いエイコサノイドを作成してくれます。

良いエイコサノイドは免疫力が向上したり、血液がサラサラになったり、炎症が起こりづらくなる、

筋肉の合成を高める、肝臓の脂肪を減らすという体にとても良い働きがあります。

筋肉を増やして脂肪を減らす脂肪という夢のような脂肪がEPAです。

 

EPA摂取の注意点

夢のような脂肪EPAですが、酸化しやすい脂肪であります。

EPAが豊富に含まれる青魚なども新鮮な内に食べることが大切です。

青魚(鯖、鰯)などは締めた後や調理して長時間経過するとEPAは酸化してしまっています。

中々、新鮮獲れたての魚を食べるのは難しいですよね。そんなときには缶詰がオススメです!

缶詰の魚は獲れた後、すぐに調理して真空保存するために、EPAが酸化せずに新鮮に保たれています。

 

日常で摂取する脂質も過酸化脂質になりにくいものを摂りましょう。

サラダ油は酸化しやすいリノール酸が多いです。日光にさらされた、高温で熱せられた、開栓した時間が経過した

サラダ油というのは過酸化脂質が多いです。それを他のごま油やオリーブオイルに変えた方が過酸化脂質を摂取せずに

体に良いです。

 

まとめ

カロリーが高い脂質ですが、体には欠かせない栄養素です。

過酸化脂質はできるだけ避けていただくことが健康のためになります。

美味しい揚げ物ですが、過酸化脂質の多いサラダ油で揚げられている場合が多いので、

たまにのご褒美くらいにしておきましょう。

 

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