ダイエットと言えば、運動すること、食事制限、エステが真っ先に思い浮かぶかと思います。
その次くらいに思い浮かぶのが食べないこと、断食ではないでしょうか。
もちろん、断食をすれば体重は確実に減りますが、ダイエットで燃やしたい肝心な脂肪が燃えるのか、
断食なんてずっと続けられないしすぐにリバウンドしてしまうのではないかと色々な心配が付いてくると思います。
今回はそんな断食について書いていきます。
断食のメリット
まずは断食のメリットを簡潔に説明します。
アンチエイジング(老化防止)に効果があること
ある程度期間を断食することで食べ物の消化吸収に関わる活動が停止いたします。
その間に細胞内のタンパク質が分解再利用されるということが起きます。
細胞の修復、免疫細胞の調整、動脈硬化予防などのアンチエイジングに効果があります。
リバウンドしにくい体になること
断食は体質を脂肪を溜めこみやすい蓄積タイプの体から、体内の修復・回復能力が改善することによって
脂肪を燃焼しやすい燃焼タイプの体に変えてくれます。
断食ダイエットのやり方とは?
断食ダイエットのやり方も様々で16時間だけ断食すること、3日間ほどの断食だが酵素ドリンクは飲むこと、
週1日だけ断食することなど、初心者向けから上級者向けまで様々なやり方があります。
今回は初心者向けの週1日断食を説明します。
週1日断食
週に1日いつでもでも良いので、一切食べ物は口にせずに水を飲んで過ごすというシンプルなものです。
水の目標摂取量は1.5Lから2L程度です。コーヒーやお茶などカフェインの含まれている飲み物は
胃を刺激してしまって空腹感を強く感じたり、胃酸が出て気持ち悪くなることがあります。
食事を一切摂らないことで低血糖になり、ひどい倦怠感や空腹感など体調不良になってしまう場合には
スポーツドリンクを1口か2口噛むように飲むことは大丈夫です。
週1日断食ダイエットの場合には断食をした日の後の4日間は体に必要な栄養を考えて食べる日です。
その4日間の食事は朝は新鮮なフルーツを少量と無糖のヨーグルトや発酵食品で消化の負担のかからない、
乳酸菌など胃腸に良い菌を摂取しましょう。
昼食はおかずのみにします。大体、炭水化物は消化に6~8時間、タンパク質は4~6時間、野菜は1~2時間ほどかかります。
消化に時間の掛かる炭水化物は控えておかずのみを食べるようにします。
夕食は野菜スープやサラダなどの野菜を中心とした食事のみにします。
この夕食の時の野菜は炭水化物の含有量の多い芋類や根菜類は避けます。
また、寝る2時間前までに夕食を済ませるようにしてください。
断食する日とその後の4日間は胃に優しい食事と生活が必要です。
その後の2日間は炭水化物を含めて好きなものを食べて良いです。
しかし、当然ながら食べすぎには注意しなければなりません。
1食に付き咀嚼した量で拳1~2個分くらいが目安です。
このダイエットで断食をする日を月曜日と設定すると、月曜日は水1.5L~2Lだけを摂取する日、
火曜日~金曜日の4日間を体に必要な栄養を考えて食べる日、
土曜日と日曜日を食べ過ぎないように好きなものを食べてよい日となります。
週1日断食ダイエットのルール
- 1食で食べる量は多くとも拳2つ分まで。
- 水を1日あたり1.5L~2L飲む。
- 食べ過ぎた場合には、その翌日の夜に断食すること。
胃は筋肉で出来ています。
本来は拳1個~2個くらいの大きさではありますが、日ごろ食べ過ぎているとどんどんと
胃が広がってたくさん食べられるようになってしまいます。
週1日断食では食べ過ぎないようにして胃を元の大きさに戻します。
一般の方であれば、歓送迎会や忘年会など付き合いがあり、ついつい食べ過ぎてしまうこともあるかと思います。
そんなときに少し食べ過ぎたくらいであれば全く問題ありません。
その食べ過ぎた日の翌日の夜に断食をして胃を休めることやカロリーを調節しましょう。
まとめ
今回は週1日断食ダイエットについて書かせていただきました。
その他の断食のやり方についてもまた別の記事で書く予定でございます。
断食のやり方は様々ですが、共通するようなメリットは・胃腸が休まること、・細胞が活性化することです。
私個人的にはむやみに断食することは体に必要な栄養も足りずに筋肉の分解や骨が脆くなったりとデメリットもあると思います。
しかし、計画的な断食はその断食によって得られるメリットの方が多いです。
現代人は飽食の時代でそもそも日常的に食べ過ぎているのでしょう。
1日3食は多すぎるのではないかと言う意見も多く聞かれるようになって来ています。
大人であれば、1日に必要な栄養素を2回の食事で充分に食べられると思います。
お子様やお年寄り、極端に小食な方、増量したい方以外は1日2食でも問題ないです。
なんとなく時間になったから食べる、お腹は空いていないけど美味しそうな物を見たから食べるなどは
本当に必要な栄養摂取であるのでしょうか?
本当にお腹が空いているのか、必要な栄養なのかを考えて食事を摂ることが必要です。