夏の運動の注意点

 

本当に早いもので2022年も既に8月になりましたね。

本年は6月から真夏になったような暑いときもありましたが、いよいよ真夏になりましたね。

暑い季節になって運動に危険が伴います。

今回は暑い季節における運動の注意点を説明させて頂きます。

※ジムはエアコンが効いていますが(^▽^;)

 

脱水症状

夏の運動の注意しなければならないことの代表は脱水症状でしょう。

脱水症状には以下のような危険があります。

• 体温が上がりすぎてしまう
• 疲労を感じる
• 頭痛が発生する
• 体が痙攣する
• 死亡

 

悲しいことに運動中であってもなくても毎年脱水症状、熱中症でお亡くなりになる方もいらっしゃいます。

運動する上でも、日常生活でも健康と安全第一ということは決してお忘れないようにしてください。

 

脱水症状を防ぐには

脱水症状を防ぐにはもちろん水分補給です。

しかしながら、のどの渇きを感じたらがぶがぶと水を飲めば良いわけではありません。

水分が体に吸収されるまでに約30分ほどの時間が掛かると考えられています。

運動を始める前、のどの渇きや体温の上がりを感じる30分~1時間ほど前に水分を摂取しましょう。

 

水分を体から失わないためには糖分や塩分も必要になります。

そのためスポーツドリンクには塩分や糖分も含まれています。

しかし、スポーツドリンクには塩分、糖分が含まれているので、

夏の水分補給は全てスポーツドリンクにすることはオススメいたしません。

塩分、糖分、カロリーの摂りすぎはもちろん体に良くありません。

運動や炎天下の中でお出かけする予定がある日は

その予定の前にスポーツドリンクを飲むことをオススメいたします。

 

ジムに通う方の多くはダイエットが目的だと思います。

ダイエットをするために食事量を極端に減らす方もいます。

水分は食事からも摂取しています。その食事を減らしてしまうともちろん水分摂取量も減ってしまっています。

暑い時期に食事量を減らしている場合にはいつもよりも多く水分摂取するか

極端に食事量を減らすダイエットは控えるかどちらかを心掛けてください。

繰り返しにはなってしまいますが、健康と安全第一です。

 

暑さに慣れよう

人間はその環境に慣れて行くものですが、突然変わることはありません。

分かりやすい例だと高さですね。高地へ行くと酸素が薄いために普通に歩いているだけで息切れをすることがあります。

しかし、そこで暮らしている方々はそんなことはありませんよね。

暑さにも同じようなことがあります。

徐々に暑い環境で運動して体を慣らすと体温を一定に保つために発汗量が増えて行ったり、

心拍数の上昇を抑えたり、循環血液量を増やすなどの暑さに耐えられるようになって行きます。

※数時間や1日といった短期間で出来ることではありません。

　今日は暑いけど無理をせずに20分運動する。3日後には30分運動する。

　そんなように時間は期間をしっかりと設けて暑さに慣れていきましょう。

 

夏の運動は無理をしないでください！

夏の運動には暑さのせいで他の季節よりも危険が伴うことは言わずもがな分かると思います。

ランニングをするのであれば暑く日差しも強くなるお昼時は避けて、

朝や夕方、夜にするなど暑さや直射日光を避ける工夫も必要でしょう。

どうしても暑い時間に運動しなければならないのであれば、

屋外ではなくて屋内で運動することをオススメいたします。

 

運動後に体を冷やしすぎることも気を付けてください。

夏は暑いのですが、スーパーやコンビニなど寒く感じるほどにエアコンが効いていますよね。

運動で熱くなった体を冷やそうと冷たい飲み物をたくさん飲んだり、

クーラーの効いた涼しい部屋で体を冷やそうとしますよね。

絶対にダメというわけではありませんが、急激に体を冷やしすぎると風邪をひく原因にもなります。

汗は上がった体温を下げるために出るもので汗が乾くときには気化熱といって体温を下げます。

運動後には汗で濡れた服を早めに着替えることをオススメいたします。

熱くなりすぎても冷やしすぎても良くないという難しい季節でもありますね(^▽^;)。