ダイエットにはまず消費カロリーを摂取カロリーよりも多くすること、
3大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)のバランスを考えて摂取すること、
5大栄養素(3大栄養素とビタミン、ミネラル)もしっかりと摂取することが大切です。
そして、第6の栄養素とも言われる食物繊維もしっかりと摂取しましょう。
食物繊維は野菜や玄米などの全粒穀物に多く含まれています。
昔は栄養的には何も効果がなく、栄養のカスで不要なものだとされていました。
食物繊維は人間では消化できないものです。
しかし、便秘解消、大腸がん、高血圧、糖尿病など生活習慣病の予防に
効果があることが分かってきました。
そんな、食物繊維ですが、もちろんダイエットにも嬉しい効果があります!
食物繊維は大きく分けて2種類、水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性です。
不溶性食物繊維
主な効果は腸内で水分を吸収して膨らみ、
腸の働きを活発にして腸内にある有害物質の排泄など
腸内環境を良くする。
玄米など全粒穀物、豆類、野菜類、キノコ類などに
多く含まれています。
水溶性食物繊維
主な効果は腸内で水に溶けてゼリーのような状態になり、
コレステロールや糖質の吸収速度を緩やかにする。
血糖値の上昇も緩やかになる。
コンブやわかめなどの海藻類、こんにゃく、果物、大麦などに
多く含まれています。
食物繊維はよく噛んで食べなければならず、食事にも自然と時間が必要となります。
早食いや糖質だけの食事は血糖値を上げやすく、食後の眠気、脂肪増加の原因となります。
食物繊維は消化されないため、胃腸内をゆっくりと通っていきます。
早食い、血糖値の上昇、空腹感を防止してくれる効果もあります。
食物繊維は腸内環境が改善されます。
腸内環境とはダイエットにどのように関わってくるのでしょうか。
腸内環境は腸にある約1000種類、100兆~1000兆個あると言われている腸内細菌で決まります。
身体に良い影響を与える善玉菌、悪い影響を与える悪玉菌、善玉菌と悪玉菌のバランスで多い方に
流されていく日和見菌がいます。これらの3種類の腸内細菌のバランスで腸内環境の良し悪しが決まります。
善玉菌が多くたくさん働いている状態は腸内環境が良い、
反対に悪玉菌が多くたくさん働いてる状態は腸内環境が悪いとされます。
腸内環境が悪いとまずはお腹のハリ、むくみを感じます。
そして、悪影響はそれだけではありません。
食事で摂取した栄養は腸から吸収されますが、腸内環境が悪いと栄養は上手く吸収できません。
しかし、悪玉菌が多く腸内環境が悪い中で吸収された栄養は内臓脂肪や皮下脂肪に溜まりやすいと言われています。
この事はダイエットに非常に好ましくないことですが、それ以外にも体に悪影響があります。
肌荒れ、便秘、免疫力低下、生活習慣病にかかりやすくなるなど悪影響が多いです。
腸内環境が良いとお腹のハリ、むくみは感じずすっきりとして状態です。
栄養の摂取もスムーズに行き代謝が活性化します。
更に腸内環境が良いとダイエットに効果的なビタミンB群の生成にも役立ちます。
体への好影響は美肌、免疫力向上、生活習慣病予防などに効果があることが分かっています。
そんな大切な腸内環境を整えるにはいくつか方法があります。
1、適度な運動をする。
適度な運動をすることによって血流を促し、酸素が全身に巡り、腸の活性化にもなります。
2、乳酸菌、オリゴ糖を摂取する。
乳酸菌、オリゴ糖は善玉菌のエサになり、腸内環境を改善してくれます。
3、食物繊維を摂取する。
腸の掃除役と言われていて、腸内環境改善、生活習慣病予防に効果があります。
善玉菌を増やすことも大事ですが、バランスが大切です。
腸内には菌の種類ごとに塊となり腸の壁の隙間に張り付いています。
この状態が品種ごとに並んで咲くお花畑のように見えることから
腸内フローラと言われています。
善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7が理想的だと言われています。
お肉などは腸内環境を悪化させやすい食べ物ですが、
全く食べないとなるとタンパク質が不足し、体に良くないです。
適度にバランスよくお肉も召し上がってください。
食物繊維、腸内環境も健康のため、ダイエットにのために重要であることが分かります。
食事制限も運動もしたくないという方、運動しても食事制限をしてもあまりダイエットの成果が出ない方、
便秘に悩まされている方などは腸内環境を考えてみてください!
腸内環境が良いと代謝はスムーズで腸内でも有益な栄養も吸収しやすいです。
食物繊維をしっかり摂取すると腸内環境を整えて食後の血糖値の上昇を緩やかにしたり、
脂質の排出を助ける効果もあります。
ダイエットしながら痩せやすいリバウンドしにくい体作りは腸内環境と食物繊維にも
大変大きく関わっています。
3大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)、5大栄養素(3大栄養素+ビタミン、ミネラル)
そして、食物繊維もしっかりと摂取しましょう。